くまモンやひこにゃん、コアラのマーチくん、楽天のお買い物パンダ…
CMやチラシ、ネット上などでよく見かける、可愛くてゆるっとしたマスコットキャラクターたち。
キャラクターは見る人に親しみを感じさせ、会社やサービスの名前を印象づける立派なシンボルです。
一度作るとさまざまな媒体で使うことができるので、コストがあまりかからないという良さもあります。
キャラクターがいると、チラシが華やかで目に留まりやすいかも。
SNSで宣伝するために、キャラクターがあるとアイコンやアイキャッチで使えるかな?
そんな手軽さもあって、企業から個人まで、大小を問わず
”マスコットキャラクターを使ったPR”は、全国でたくさん活用されています。
その反面、キャラクターは星の数ほど存在するという現実も…。
数が多すぎて埋もれやすいのが難点ですが、
きちんとターゲットを踏まえた「刺さる」キャラクターを作ることができれば、
- 販売会や展示会で多くの人の目に止まる
- 覚えてもらいやすい!
という風に、キャラクターがお客さんを呼んでくるきっかけになります。
今回は、そんな刺さるキャラクターについて書いてみようと思います。
まず【キャラクターを作る時のポイント】についてです。
見る人の印象に残る・愛されるキャラクターを作るために大事なことは?
今まで100体以上、一つ一つ思いを込めてデザインしてきた経験を元にまとめてみました。
まずデザインを作る前に、キャラクターを使ってどうしたいのかを明確にします。
- 印象に残るインパクトが欲しい
- ゆるっとした愛らしさを持たせて、グッズ化もしたい
- 競合との差別化、ブランディングとして使いたい
などのように「どんな目的を達成したいか」をはっきりさせてから作ることで、ブレにくくなります。
上記の全てに当てはまる場合でも、優先順位をつけておくと悩んだ時に判断の材料になります。
合わせて、どの媒体で使うか・サービスのターゲットはどの層なのかについても整理してみましょう!
見る人に伝えたいイメージをキーワードにして書き出します。
例えば…
- 体操教室のキャラクター→「元気」「挑戦」「エネルギー」
- 介護施設のキャラクター→「優しさ」「落ち着き」「清潔感」
といった雰囲気のイメージもあれば
- コインランドリーのキャラクター→「泡」「服」「洗濯機」
- 林業に関係する事業→「木」「チェーンソー」「ヘルメット」
のような、特定のモチーフの場合もあります。
キーワードがたくさんあると、他と被らない独自の表現につながることもあります。
考えすぎず色々書き出してみるのが一番です!
次に、出したキーワードの中から最も印象づけたい「シンボル」を絞ります。
キャラクターはパッと見た時の印象が一番です。
あれもこれもと詰め込まず、これこそが自分の会社や事業を象徴するものだというキーワードを見つけましょう。
ここは重要な分、とても難しい工程です。
「シンボルが決めやすい」場合、競合も同じようなデザインで制作している場合があります。
被らないデザインを考えたい場合は、競合他社やサービスのキャラクターをチェックしておくといいですね。
歯医者さんの場合、歯ブラシを持った歯のキャラクターが多い印象!
キャラクターは、性格を感じることでその魅力がグッと増します。
つまり、キャラクターを積極的に活用していきたい場合は、性格の設定が必要不可欠になるということです!
- とにかくハッスル、元気いっぱいで好奇心旺盛
- 低姿勢でいつも敬語だが、熱くなると熱血になる
- 頼れる兄貴で、渋い。好物はイワシのみりん干し
など、キャラクターの性格を考えます。
「明るい」「優しい」「かわいい」のようなざっくりした表現よりも、
詳細な方がイメージをデザインに起こす時にやりやすくなります。
ウケを狙う方法もありますが、会社やサービスのイメージを損なわないように気をつけましょう。
極端な性格や、ひとクセある性格、ギャップが大きい性格などは、インパクトがあります。
競合他社がいる場合は、あえて真反対の印象にして差別化することもできます。
キャラクターの話し方や語尾がなんとなく決まっていると、性格を端的に表しやすいかもしれません。
この「性格」によって、キャラクターのウケがガラッと変わることもあります。
この辺りは、次回の記事でキャラクターの性格を生かした事例を詳しくご紹介しようと思います。
キーワードや性格を参考に、ラフを描いてデザインを考えていきます。
依頼する場合は、これまでに出したキーワードや性格などのイメージを伝えると、制作側も分かりやすいかと思います。
ご自身で作られる場合は、とにかくさまざまなキャラクターの例を検索してみて、データを集めるとイメージが作りやすいです。
既存のイラストやキャラクターをそのまま写して著作権に触れることのないように気を付けましょう。
キャラクターのラフイメージができた時や、デザイナーからキャラクターデザインのデータをもらった時、
最初に決めた「キャラクターを使ってやりたいこと」からズレていないか確認しましょう。
キャラクターデザインに限らず、初見の印象は大事です。
見る人は第一印象で判断することがほとんどだからです。
ここがちょっと違うかも…という感覚があれば、それも参考にして修正していきます。
私なりではありますが、キャラクターを作る時のポイントについてまとめてみました。
ひっくり返すようなことを言いますが、ここまで詰めなくても、一目で「いい!」と感じられるキャラクターができあがれば、理屈は必要ないと思います。
ただ、キャラクターを通してやりたいことからブレていないかどうかはしっかりと確認することをおすすめします。
イメージを形にするのは難しい!という場合には、ドングリデザインもご検討ください
丸っこくて愛らしいシルエットのキャラクターをデザインしています。
- 手描きのラフをもとにキャラクターを作ったり、
- ヒアリングを参考にしていくつかデザインパターンをご提案したり
修正回数に制限を設けておりませんので、じっくりご検討いただきながらデザインいたします。
↓キャラクターデザインのようすをまとめています。
気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください
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